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女性がファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得するメリットはこれだ!
現在、仕事や日常生活で活かすために、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得を目指す女性が増えています。
ファイナンシャルプランナーは女性からも人気の国家資格です。
この記事では、女性がファイナンシャルプランナーの資格を取得するメリットについて解説していきます。
就職先や転職先の選択肢が増える
何も女性に限った話ではありませんが、ファイナンシャルプランナーの資格を持つと就職先や転職先の選択肢が増えます。
就職や転職で自分のアピールポイントを増やせるのは、ファイナンシャルプランナーの資格を取得する大きなメリットですね。
ファイナンシャルプランナーの資格を持つ女性がどのような企業に就職したり転職したりできるのか見ていきましょう。
- 金融業界:様々な金融商品を取り扱っている銀行や保険会社、証券会社など
- 不動産会社:金融資産運用やタックスプランニングなどの分野の知識は不動産業界で役立つ
- 士業事務所:税理士事務所や公認会計士事務所ではファイナンシャル・プランニング業務が役立つ
- ファイナンシャルプランナー事務所:個人に対してファイナンシャルプランニングを行う会社
ファイナンシャルプランナーの資格を活かせる就職先や転職先は、何も金融業界だけではありません。
不動産会社や士業事務所など、様々な企業でファイナンシャルプランナーの資格保有者が求められています。
何の資格も持っていない人と比べてみると、ファイナンシャルプランナーを持つ女性の方が遥かに有利です。
ただし、3級のFP技能士では就職や転職で役立てることはできません。
3級は金融に関する基本的な知識のみを習得するのに留まっているため、ファイナンシャルプランナーの人材を求めている企業からは重要視されない傾向があります。
未経験者と差別化を図ることはできませんので、なるべく2級以上のFP技能士を目指しましょう。
男性とは違う女性のファイナンシャルプランナー(FP)の強みを活かせる
近年、女性のファイナンシャルプランナーを求める企業が増加傾向にあります。
それは男性のファイナンシャルプランナーとは違う女性の強みを活かせるのが理由!
顧客やクライアントの相談業務に乗る際に、女性の方が、次の立場の人に対して寄り添いやすいですよね。
- 家計を管理している人
- 働いている女性
- 妻や母としての立場
女性の顧客の立場に立ってみると、「男性よりも女性の方が話しやすい」と感じている方は少なくありません。
個人でお金の相談に来る女性の顧客はいますので、お客様が抱える困りごとによっては女性のファイナンシャルプランナーの方が手厚くサポートできますよ。
妊娠や出産などのライフイベントにまつわるものは女性が深く関わっていますので、女性のFP技能士が求められる理由はおわかり頂けるのではないでしょうか。
中長期的なマネープランを考えられるようになる
ファイナンシャルプランナーの資格が役立つのは、何も仕事だけではありません。
多くの女性は就職や転職が目的でファイナンシャルプランナーの資格取得を目指していますが、中長期的なマネープランを考えられるようになるのもメリットの一つです。
ファイナンシャルプランナーの試験勉強では、仮想の家族を想定して家計の収支を実際にシミュレーションしてライフプランを練る課題があります。
この課題に取り組んでいると、今現在の自分に当てはめてマネープランを考えるきっかけになるわけです。
例えば、「今のままだとマイホームが買えない」「今のままだと子供を大学に行かせるのが難しい」と気付けば、貯蓄や資産運用の見直しを始められます。
お金は私たちが生きていくに当たって密接な関わりがありますので、ファイナンシャルプランナーの知識を持っておいて損はありません。
結婚したり子供が産まれたりした女性は独身の方よりもお金について考える機会が多くなりますので、ファイナンシャルプランナーの学習で得た知識は日常生活で役立てられるわけです。
資産運用に関する勉強を始めたい女性は、ファイナンシャルプランナーの資格取得を目指してみてください。
独立開業して自分の事務所を持つ選択肢ができる
ファイナンシャルプランナーの資格を活かして就職先や転職先を探すのではなく、独立開業して自分の事務所を持つのも選択肢の一つです。
ファイナンシャルプランナーの資格は独立にも役立ちますので、起業したい女性に向いています。
専業主婦からファイナンシャルプランナーの資格を取得し、独立して事務所を持とうと考えている女性は少なくありません。
ファイナンシャルプランナーとして独立すると、次の3つの業務をこなす形になります。
- マネジメント業務
- コンサルタント業務
- 法人との顧問契約業務
資格を持つファイナンシャルプランナーであれば顧客は安心して相談できますので、顧客を獲得すれば独立開業は可能です。
企業に勤務するファイナンシャルプランナーとは違い、「自分の裁量で仕事ができる」「年収が大きくアップする」といったメリットが独立系FPにはあります。
自宅を事務所代わりにすれば初期費用を抑えられますので、独立開業は皆さんが想像しているほどハードルは高くありません。
ただし、ファイナンシャルプランナー(FP)として独立するに当たって、次の2つのデメリットがあります。
- 顧客を確保できないと収入を得られないので、年収は安定しない
- 平日に会社で働いて、土日に副業として業務を行うのは難しい(独立に専念する場合は今の仕事を辞める必要あり)
この点に関しては男性も女性も同じですので、ファイナンシャルプランナーとして独立開業する前に良く考えてみてください。
女性のファイナンシャルプランナー(FP)の年収はどのくらい?
「ファイナンシャルプランナーの資格を取得して年収はどのくらいもらえるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
以下では、男性のファイナンシャルプランナーと女性のファイナンシャルプランナーを年収で比較してみました。
年齢 | 男性の年収 | 女性の年収 |
---|---|---|
20歳~24歳 | 290.0万円~320.0万円 | 290.0万円~320.0万円 |
25歳~29歳 | 280.0万円~330.0万円 | 252.4万円~251.0万円 |
30歳~34歳 | 281.4万円~381.4万円 | 246.8万円~287.8万円 |
35歳~39歳 | 290.7万円~394.7万円 | 254.8万円~297.8万円 |
40歳~44歳 | 319.0万円~440.0万円 | 282.2万円~334.7万円 |
45歳~49歳 | 370.8万円~492.8万円 | 329.6万円~374.8万円 |
50歳~54歳 | 418.0万円~528.0万円 | 373.8万円~401.6万円 |
55歳~59歳 | 413.6万円~523.6万円 | 369.8万円~398.2万円 |
60歳~65歳 | 256.4万円~523.6万円 | 226.6万円~398.2万円 |
参考:https://heikinnenshu.jp/shi/fp.html
他の国家資格と比べると、女性のファイナンシャルプランナーの年収はあまり高くありません。
しかし、独立開業して顧客を集めることができれば、年収を大きくアップさせられます。
企業に勤めて働くのか独立した方が良いのか、今後のキャリアプランをじっくりと考えてみてください。
まとめ
女性がファイナンシャルプランナーの資格を取得すると、転職の武器になったり独立開業の道が開けたりとたくさんのメリットがあります。
「この資格を持っているだけで食い扶持に困らない」というわけではありませんが、今もこれからも求められるお仕事です。
「独学で勉強する」「通信講座に通う」など自分のライフスタイルに合わせて資格の取得方法を決めることができますので、ぜひ、女性の方にもファイナンシャルプランナーを目指して欲しいと思います。
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