こんにちは、マリです。
「FPに相談したい」と考える顧客にとって、一番気になるのは相談料(料金・報酬)です。
一方、この記事をお読みになっている方は、FP試験を受検される方が多いと思いますが、そのような方も
「将来、自分がFPになった時に、どのぐらいの相談料を貰えるのだろうか」
と気になりますよね。
以下では、「FPに相談したい」と考える顧客層に向けて、FP相談料に関して分かりやすく説明しています。
これからFPを受検される方にも参考になる情報ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。
Contents
ファイナンシャルプランナー(FP)への相談料金は無料と有料の2つがある
お金に関するプロフェッショナルのファイナンシャルプランナーに相談する方は増えています。
以下のような悩みを抱えている方は、自分一人の力で解決するのではなく専門家のファイナンシャルプランナーに相談する方法がおすすめです。
- 老後の資金を貯める方法について知りたい
- マイホームの資金を効率良く貯めたい
- 赤字の家計を何とかして立て直したい
- まとまったお金の運用方法を知りたい
ファイナンシャルプランナーはお金に関する幅広い知識を持っていますので、あなたの現状や目的に合わせたプランを提供してくれますよ。
とはいえ、「ファイナンシャルプランナーへの相談でどのくらいの料金が発生するの?」という疑問が残りますよね。
まず最初に、ファイナンシャルプランナーへの相談料は無料と有料の2つにわけられる点について把握しておくべきです。
ここでは保険の見直しの観点で、ファイナンシャルプランナーへの無料相談と有料相談の違いについて解説していきます。
- 無料相談を受け付けているファイナンシャルプランナーは、顧客が保険契約した際に保険会社から報酬として手数料をもらっている
- 有料相談のファイナンシャルプランナーは、顧客からの相談料金で収益を出している
「お金を支払ってファイナンシャルプランナーに相談した方が手厚いサービスを受けられるのでは?」と思っている方は多いのではないでしょうか。
しかし、保険を含めた家計の相談では、有料のファイナンシャルプランナーは次の理由でおすすめできません。
- ファイナンシャルプランナーの資格を持っていても、自分で保険を販売できる資格を保有していないケースが多い
- 生命保険や終身保険に関する知識が乏しいケースがある
- 効率的な貯金の提案など、保険への加入以外の解決策を勧められる
- 別の保険販売の資格を持つ相談員を紹介されて二度手間になる
「無料のファイナンシャルプランナーだと、特定の保険商品を売りつけられるのでは?」と考える方がいますが、最近では複数の保険会社の商品を扱う店舗も多く、中立的な意見を聞くことも十分に可能です。
余計な費用をかけずに保険の見直しをしたいのであれば、まずは、無料相談ができるファイナンシャルプランナーを探すことがおすすめです。
ファイナンシャルプランナー(FP)の無料相談で依頼できる内容
お金に関する不安をお持ちの方には、まずはファイナンシャルプランナーへの無料相談を。
時間は限られていますが、あらかじめ予約すれば料金を支払うことなくプロのファイナンシャルプランナーに相談できます。
日本FP協会が東京や大阪などに常設している「くらしとお金のFP相談室」では、対面式の無料相談が可能です。
「くらしとお金のFP相談室」でどのような相談を依頼できるのかいくつか見ていきましょう。
- 家計管理や家計収支の見直す方法
- 資金の効率的な運用方法
- 子供の教育費の目安
- 住宅購入や住宅ローンの見直し
- 保険への加入や見直し
- 老後の生活設計を立てる方法
- 住宅ローンの返済計画を見直す方法
「くらしとお金」に関するセミナー&相談会については、日本FP協会の公式サイトをご覧になってください。
参考:https://www.jafp.or.jp/know/fp/events/
ファイナンシャルプランナー(FP)に相談する料金!報酬はどのくらいなの?
保険の見直し以外の内容であれば、有料のファイナンシャルプランナーに相談するのも選択肢の一つです。
保険の見直しやライフプランの作成は、無料相談で問題ありません。
ファイナンシャルプランナーは税金や保険商品の知識に加えて、有利な税制などの知識も持ち合わせています。
しかし、次の内容の相談は料金を支払ってでも、有料のファイナンシャルプランナーを積極的に検討すべきですね。
- 確定申告の必要な税金の相談
- 複雑な相続
- 離婚における年金分割
- お金以外のことも絡む特殊なケース
ファイナンシャルプランナーへの相談料は、「○○○の内容であれば△△△円」と明確に決められているわけではありません。
一般的には、「1時間当たり○○○円」とファイナンシャルプランナー側が自由に決めています。
以下では、ファイナンシャルプランナーへの有料相談で、どのくらいの報酬額を設定しているのか調査結果のデータをまとめてみました。
1時間当たりの相談料 | 割合 |
---|---|
5,000円未満 | 25% |
5,000円~10,000円未満 | 41% |
10,000円~20,000円未満 | 28% |
20,000円以上 | 2% |
参考:平成23年ファイナンシャル・プランナー業務調査(https://www.jafp.or.jp/confer/fpsoudan/consultation/)
1時間当たりの相談料金は、5,000円~20,000円と幅広いのが現状です。
上記のデータを見ればわかる通り、多くのファイナンシャルプランナーは1時間当たり5,000円~10,000円未満の相談料に設定しています。
それに、1時間当たりの料金ではなく、「資産運用のキャッシュフロー表作成」「損害保険の見直し」「ライフプランの提案書作成」など別途で料金を設定している事務所も少なくありません。
依頼するファイナンシャルプランナーで大きく変わりますので、具体的な金額や料金体系は申し込む前に確認しておいてください。
信頼できるファイナンシャルプランナー(FP)の選び方で押さえておきたいポイント
ファイナンシャルプランナーに相談する時は、信頼できる人なのかで比較すべきです。
「お金がかかるから相談料金が安い、報酬の支払いの少ないファイナンシャルプランナーに依頼したい」と考える気持ちはわかります。
しかし、相談料自体は割安でも、ライフプランの提案書やキャッシュフロー表の作成を追加で請求するところはありますので注意が必要です。
そこで、信頼できるファイナンシャルプランナーの選び方をいくつか挙げてみました。
- ファイナンシャルプランナーの1級やAFP、CFPなどの資格を保有しているかどうか
- 「家計管理」「不動産」「保険」「相続」など自分が相談したい内容を得意分野としているかどうか
- 税理士や弁護士など他の士業とのネットワークを持っているかどうか
相談料金だけではなく、総合的に判断して依頼するファイナンシャルプランナーを決めましょう。
不当に料金を搾取するような悪質なファイナンシャルプランナーは減っていますが、正しい選び方について知っておくのは失敗を防ぐために重要ですよ。
まとめ
ファイナンシャルプランナーの料金体系や1時間当たりの報酬の目安、信頼できるFPの選び方についておわかり頂けましたか?
ファイナンシャルプランナーは、自分の現状や将来を見据えたプランを提案してくれる頼りになる存在です。
しかし、料金プランや1時間当たりの相談料には大きな違いがありますので、ファイナンシャルプランナーに相談する前にしっかりと確認しておいてください。
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