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ファイナンシャルプランナー(FP)の試験科目「リスク管理(マネジメント)」の勉強法 ~リスクコントロールをおさえよう!

FP リスク管理

ファイナンシャルプランナー(FP)の試験で出題されるリスク管理とは?

将来に向けてライフプランを立てるに当たり、健康でトラブルなく日々の生活を送ることが大前提になっています。

しかし、現実的には病気やケガを中心に思わぬトラブルがありますので、リスク管理の考え方が大事です。

ファイナンシャルプランナー(FP)の資格試験では、このリスク管理に関する内容を学習しないといけません。

ファイナンシャルプランナー(FP)の学科試験の出題範囲(課目)は次の6種類で、満遍なく出題されます。

生きていく上で遭遇するかもしれないリスクを想定して対応することをリスクマネジメントと呼び、ファイナンシャルプランナー(FP)が考えるべき問題ですね。

以下では、ファイナンシャルプランナー(FP)の業務で行うリスクマネジメントのプロセスをまとめてみました。

  1. リスクを確認する(起こり得るリスクをピックアップする)
  2. リスクを測定する(リスクに遭遇した場合の経済的損失を測定する)
  3. リスクの処理技術を選択する(リスクに対応するための手段を検討する)
  4. リスクの処理を実施する(リスクが発生した時に対応する)
  5. リスクの処理結果を統制する(実施した対応を検討し、これからのリスクマネジメントにフィードバックする)

あまり知識のない個人の場合、リスクの測定や実施はできません。

そのような時にリスク管理に関する知識を兼ね備えたファイナンシャルプランナー(FP)に相談することで、より良い生活を送ることができます。

リスクマネジメントの手法はリスクコントロールとリスクファイナンシングの2つ!

ファイナンシャルプランナー(FP)が考えるべきリスクマネジメントの手法は、リスクコントロールリスクファイナンシングの2つに大きくわけられます。

リスクコントロールとリスクファイナンシングが一体何を指しているのか、リスク管理の考え方について見ていきましょう。

<リスクコントロール>

①リスクの回避:リスクが考えられる行動はしない、リスクの高い新規事業は行わないなど、なるべくリスクそのものを避ける
②リスクの予防:火事を防ぐために建物を耐火構造にするなど、リスクが起こった時の損失を最小限に留める
③リスクの低減:実際に事故が発生した時も、被害を最小限に抑えるような工夫をしておく
④リスクの結合:母体を大きくすることで、万が一リスクが発生した時に備える
⑤リスクの分離:リスクを分散させることにより、受けるダメージを減らす
⑥リスクの移転:リスクが発生した時の責任の所在を他人に移転させておく

<リスクファイナンシング>

①保有:事故などのリスクが起きた時に備えて貯蓄する(実際に必要な金額を用意しておく)
②移転:リスクが発生した際に必要なお金を他者に負担してもらう(生命保険や損害保険会社など)

生きていく中で、何かしらのリスクが絶対に発生しないと言い切ることはできません。

リスクが起きても計画が崩れないように、リスクコントロールとリスクファイナンシングでリスクマネジメントを行っていきます。

ファイナンシャルプランナー(FP)の試験のリスク管理!出題内容は?

ファイナンシャルプランナー(FP)の学科試験のリスク管理は、絶対に押さえておくべき項目です。

学科試験と実技試験の両方に合格して初めてファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得できますので、勉強の漏れは防がないといけません。

そこで、ファイナンシャルプランナー(FP)の試験に含まれるリスク管理の出題内容について見ていきましょう。

  1. リスクマネジメント(リスクを組織的に管理して損失の回避や低減を図るプロセス)
  2. 保険制度全般(日本の保険制度に関する概略の知識)
  3. 生命保険(病気やケガのための保険や人が亡くなった時のための保険)
  4. 損害保険(自然災害や他人からの損害を受けた時や過失で他人に損害を与えた時に備える保険)
  5. 第三分野の保険(生命保険と損害保険のどちらにも該当しない保険)
  6. リスク管理と保険(国内で加入できる保険とリスク管理の関係性)
  7. リスク管理の最新の動向(リスクマネジメントやリスク管理の最新の動向)

今までのファイナンシャルプランナー(FP)の過去問を見てみると、⑦のリスク管理の最新の動向については出題がありません。

しかし、その他の分野からは学科試験で満遍なく出題されていますので、ファイナンシャルプランナー(FP)の3級や2級に合格するにはリスク管理に関する正しい知識を得ておく必要がありますよ。

リスク管理の試験対策

ファイナンシャルプランナー(FP)の試験に含まれるリスク管理の試験対策は、受験する機関で変わります。

ファイナンシャルプランナー(FP)の試験の申し込み先は日本FP協会またはきんざいで、大まかな違いをまとめてみました。

  • 合格証書のデザインや記載される発行者名
  • 試験の受験会場(きんざいの方が細かい)
  • 実技試験の出題範囲(日本FP協会の方が幅広い)
  • 問題数(2級の試験は日本FP協会の方が多い)

ではリスク管理の分野において、日本FP協会ときんざいで何が違うのか説明していきます。

  • きんざいの資産相談業務でファイナンシャルプランナー(FP)の試験を受験する場合は、実技試験の範囲に含まれていないため、学科試験の対策だけで良い
  • 日本FP協会の資産設計提案業務でファイナンシャルプランナー(FP)の試験を受験する場合は、学科試験と実技試験の兼ね合いについて考える必要がある

日本FP協会を選択する方は、学科試験と実技試験の両方でリスク管理の分野が出題されますので、実技用の対策も行うべきです。

過去問の傾向を見てみると、ライフプランニングと資金計画に生命保険や損害保険を絡ませるような問題が出題されています。

つまり、日本FP協会でファイナンシャルプランナー(FP)の2級や3級の試験を受ける場合は、それを見越した試験対策を事前に行いましょう。

ファイナンシャルプランナー(FP)の試験のリスク管理!正しい勉強方法やコツ

以下ではファイナンシャルプランナー(FP)の試験に合格するために、リスク管理の分野の正しい勉強方法やコツを簡単に説明していきます。

等級別で変わりますが、ファイナンシャルプランナー(FP)の3級についてまとめてみました。

  • まずは実際に過去問を解いてみて、今の自分の実力を把握する(きんざいの公式サイトでは過去問がPDFファイルでアップされている)
  • リスク管理に関するFP技能士のテキストや教材を読み込んで勉強する
  • ひたすらリスク管理の問題を解いて必要な知識を頭に定着させる

「学科試験対策の問題集を解く」⇒「わからない部分のテキストを読む」⇒「もう一度覚え直す」というプロセスでの学習が実に効果的です。

ある程度満遍なく学習した後は、模擬試験を実施してミスした箇所を確認するのも良いでしょう。

もちろん、ファイナンシャルプランナー(FP)の試験はリスク管理だけではなく、他の分野もバランス良く学習すべきです。

まとめ

以上のように、ファイナンシャルプランナー(FP)が考えるべきリスク管理についてまとめました。

一口にリスク管理と言っても、リスクコントロールやリスクファイナンシングなどリスクマネジメントの手法はいくつかあります。

試験に出題される重要な分野ですので、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取りたい方はしっかりと勉強してください。