FPについて

ファイナンシャルプランナー(FP)の継続教育単位の取得方法

FPの継続教育

ファイナンシャルプランナーの継続教育が必要な理由

ファイナンシャルプランナーの資格を持つ方は、顧客やクライアントに対して最新のサービスを提供しないといけません。

そこで、次の2つの資格を持つファイナンシャルプランナーには継続教育が義務付けられています。

  • AFP認定者(日本FP協会が認定するFP資格)
  • CFP認定者(世界が認めるプロフェッショナルFPの証)

AFP認定者とCFP認定者に対して継続教育が実施されているのは、継続的に知識や技能の維持や向上を図るのが目的ですね。

日本FP協会では、資格認定の根幹として「教育(Education)」「試験(Examination)」「経験(Experience)」「倫理(Ethics)」の4つを据えています。

一時期の知識や技能に留まらずにファイナンシャルプランナーとしての能力を保持し、顧客からの信頼と信任を得るために継続教育が行われている仕組みです。

AFPとCFPに登録しているファイナンシャルプランナーは、一定の単位を取得しないと資格の更新ができません。

ファイナンシャルプランナーの継続教育で規定されている単位数

ファイナンシャルプランナーの継続教育では、2年間で次の単位を取得すべきだと規定されています。

  • AFP認定者:FP実務と倫理(最低1単位以上)+その他課目の中から2課目以上(トータルで15単位以上)
  • CFP認定者:FP実務と倫理(最低2単位以上)+その他課目の中から2課目以上(トータルで30単位以上)

FP実務と倫理はファイナンシャルプランナーの継続教育で必須の単位で、選択課目は「金融資産運用設計」「不動産運用設計」「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」「リスクと保険」「タックスプランニング」「相続・事業継承設計」から選択可能です。

異なる2課目以上の単位を取得すれば、「○単位まで」という制限は特にありません。

ファイナンシャルプランナーの継続教育単位の取得方法はこれだ!

「2年間ごとに継続教育を受けてAFPやCFPの更新が必要なのは面倒だな~」と考えているファイナンシャルプランナーはいます。

しかし、ファイナンシャルプランナーとしての知識をブラッシュアップし、顧客やクライアントの信頼性を高められるのが大きなメリットです。

この記事では、ファイナンシャルプランナーの継続教育単位の取得方法について詳しく説明していきます。

規定されている研修を受講する

下記に該当する研修を受講して修了すると、ファイナンシャルプランナー(FP)の継続教育の単位を取得できます。

  • 日本FP協会が主催する「FPジャーナル継続教育テスト」
  • 日本FP協会が主催する「FP実務と倫理テスト」
  • 認定教育機関が主催する「継続教育研修」
  • 協会ブロックや支部が主催する「継続教育研修会」
  • 日本FP協会が主催する会員向けのイベントの「FPフェア(エデュケーショナル・セッション)」
  • 日本FP協会が主催する実務研修の「CFPエントリー研修」
  • 認定教育機関が主催する「CFP試験対策講座」

その他にも、協会が審査して認めた研修やファイナンシャル・プランニングの専門家が受講対象の講座を受けて修了すればOKです。

FPとして執筆活動を行う

ファイナンシャルプランナーとして執筆活動を行う方法でも、継続教育の単位を取得できますよ。

次の3つの要件を満たしていれば、継続教育単位の申請が可能です。

  • 協会が定める「FP学習ガイド」に定める課目のいずれかに該当する内容で執筆する
  • 執筆物が刊行物として広く公に公表されたもの
  • ファイナンシャル・プランナーの職業能力の向上やファイナンシャル・プランニングの社会への普及に貢献する執筆物だと協会が認めたもの

例えば、「協会の認定するAFP認定研修のテキスト類の執筆」や「専門誌・専門紙への執筆」が該当します。

しかし、ファイナンシャルプランナーの継続教育の単位を取得できるのかどうかは、各認定者の更新手続きの際に審査が行われますので注意しましょう。

FPとして講師活動を行う

ファイナンシャルプランナーとしての講師活動は、継続教育単位の取得方法です。

どのような講師活動を満たすとファイナンシャルプランナーの継続教育の単位を取得できるのか見ていきましょう。

  • 協会が定める「FP学習ガイド」に定める課目のいずれかに該当する内容の講義
  • 講義の実施機関について、協会が審査して認めたもの
  • ファイナンシャル・プランナーの職業能力の向上やファイナンシャル・プランニングの社会への普及に貢献する内容だと協会から認められた講義

講師活動による単位の換算は、1時間につき1単位と決められています。

「協会が主催するセミナーの講師」「協会の認定するAFP認定研修の講師」は、ファイナンシャルプランナーの継続教育の単位を取得できる代表的な講義です。

スタディ・グループ(SG)における勉強会

スタディ・グループ(SG)とは、日本FP協会の会員が各地区でグループを作って継続的に勉強していく場所です。

協会が承認しているスタディ・グループ(SG)は、全国各地にあります。

ここでは2ヵ月に1回くらいのペースで、定期的に勉強会が行われているのが特徴です。

スタディ・グループ(SG)の勉強会に参加すると、1時間に1単位として継続教育単位を申請できます。

ファイナンシャルプランナー以外の資格を持つ方と触れ合うことができますので、FPとして独立を考えている方や業務経験が浅い人も勉強会に参加してみてはいかがでしょうか。

その他

上記の4つの方法以外にも、次の内容でファイナンシャルプランナーの継続教育単位を取得できます。

  • CFP資格審査試験で1課目合格につき当該課目の合格日をもって7.5単位を取得できる(AFPのみ)
  • CFP資格審査試験で全ての6課目に合格した日をもってAFP資格の更新要件を満たせる(AFPのみ)
  • 日本FP学会大会を聴講すると所定の単位を取得できる(CFPのみ)

AFP認定者とCFP認定者で条件は変わりますので、ファイナンシャルプランナーの継続教育単位を取る予定の方は事前にきちんと確認しておいてください。

まとめ

以上のように、ファイナンシャルプランナーの継続教育の必要性や単位の取得方法についてまとめました。

「規定されている研修を受講する」「FPとして執筆活動や講師活動を行う」などいくつかの単位取得方法がありますが、複数を組み合わせることもできます。

中には単位取得の上限が定められているものもありますので、ファイナンシャルプランナーの継続教育を受ける予定の方は要チェックです。